20期2月例会は林会長からの「こんばんは!」という軽快な挨拶から始まりました。会長はまず初めに、1月25日に訪問した盲導犬育成センターでの活動を振り返りをされました。施設内の見学をさせていただき、また実際に盲導犬と一緒に生活されておられる盲導犬ユーザー様とのお話を通じて、盲導犬の必要性を強く再認識しました。少しでも多くの盲導犬が必要とする人の元へ送り届けられますように、そう林会長は切望されました。
次に2月1日に行われた、世田谷区にある、みくりキッズくりにっくの発達障害の子供たちにハンドベルのプレゼント訪問の報告がされました。当日は斎藤恵美子L、斎藤アンジュ玉藻Lによるミニ演奏会も行われ、子供たちと共にわらべ歌を楽しんだ当時の様子を「子供たちの爽やかな笑顔を見て、だんだんボランティアができてきたなと改めて感じました。」と松浦Lと共に振り返り、これからこの感動を皆さんとも一緒に味わっていきたいと述べられました。また、今回子供たちへ贈ったハンドベルは去年5月のコンサートの収益金の一部から購入しており、「改めて私たちの行っている活動は誰かの役に立っていると実感することができた。」と感慨深そうに話をされました。
先日、林会長は母校で行われた弁論大会(林L会長はもともと弁論部の出身だそうです。)へ参加し、粗削りながらも掲げる青年の主張に若者の溢れる熱量に刺激を貰いつつも「皆、どこかで孤独を感じ、絆を求めているのではないか。」と感じたそうです。このスバルLCではボランティアをはじめとする様々な活動を通して繋がりを持つことができる喜びがあり、東京スバルLCは設立から多くの苦難を乗り越え、現在の所属会員の平均年齢は48歳と元気ある大変稀有なクラブであると、改めて東京スバルLCの素晴らしさに触れられました。
このクラブだけではなく他の会での偶然の出会いや、長い人間関係の中でのご縁、仕事上でのお付き合いなど、多様な出会いのなかでスバルLCで顔を合わせ続けているというのは貴重な縁であり、このご縁を大事にしながら20周年に皆で向かっていきたい。そして入会して3年目の新参者の私ですが、経験がない中で学徒出陣の如く自分なりに一生懸命戦っているのでどうか力を貸してほしいと20周年へ向けての意気込みを語られました。
ゲスト紹介では、喜多村建代様、吉川英明様、ベンジャミン・リー様、エヴァ・ケストナー様、エヴァ・ケストナー様父4名の方々がご紹介されました。
次に、スバル20周年チャーターナイトについて、式典委員長 L松浦卓司は、LC10周年CN時に会長であったことを振り返られ、当時は入会してまだ3年目で何もわからない状況の中、10周年CNの準備を進めなければならなかった。当時は周りに聞ける先輩もおらず、新宿新都心のLCが同じくCNを行うということでそこへオブザーバーとして参加し、進行の進め方や企画条件などを実際に現場で学び、そこで得た知識をもとに仲間や河合Lの応援を頂きながら準備を進めたことを懐かしそうに述べられました。当時は東京スバルLCメンバーは20数名でCN経験者もおらず、各所へ顔出し宣伝するなどの苦労も大変なものだったそうです。LCはボランティア活動を通して感動を味わえる場でもありますが、普通ならなかなか名刺交換ができない人々とも気軽に付き合うことができる、そういった横の繋がりや仲間付き合いができる楽しいクラブ活動であり、そこが醍醐味だとも述べられました。最後に、実行委員長の泊L、林会長、式典委員長の松浦Lを筆頭に、皆様と手を取り合って前に進んでいきたいと熱いメッセージで挨拶を締めくくられました。
次に理事会決議内容の簡易報告として幹事 L鈴木悟志と、会計 L佐藤嘉寅より報告がありあました。
・HP記事の反映、写真を追加作業
・盲導訓練センターでの写真をまとめ、3月までにUP予定。
・拡大実行員会でCN20周年盛り上げるための打合せを引き続き行う
次に入会式が行われました。林会長スポンサーにて今回、さかよりのりこさんが入会されました。彼女はメディアプロデューサーとして出版・雑誌新聞への寄稿をしており、林会長もご自身の出版のきっかけを頂いた方だそうです。林会長が今回ご一緒に例会に参加されていたベンジャミンさんやエヴァさんと共に食事会をした際に、こんな素晴らしい方々がいらっしゃるならぜひLCで演奏をして頂きたい、LCの雰囲気を知ってもらいたいとお誘いしたのをきっかけに、動物が好きである点やLCのボランティア活動へ興味を持っていただいたこともあり、入会へと繋がることとなりました。そして出版や本へコメントを書きたい、メディアで発言したい等あればさかよりさんへぜひ相談をと彼女の仕事人としての素晴らしさを語られました。
ライオンズ宣誓「We SAVE」の合言葉のもと会場いっぱいに広がる温かい拍手の中、新ライオンが誕生しました。その後自己紹介と一言を頂きました。「林会長にご縁を頂き、今日この日を迎えることができたことを本当に嬉しく思います。」と喜びと感謝の言葉から挨拶は始まりました。
さかよりLはメディアプロデユーサーとして30年のキャリアを持ち、日本のトップクラスのメディアの共同通信社様の販売代理店として制作配信や、五大新聞、テレビラジオ、一流の雑誌類、イベント、出版の仕事に携わっているそうです。今回は30年来の仕事のパートナーであるフォトグラファーのベンジャミン・リーさん、エヴァ・ケストナーさんもゲスト参加されました。ベンジャミンさんはカナダ出身、ロンドンにて写真家デビューを果たし、日本では草間彌生先生、隈研吾先生との出会いもあり、幅広く写真家活動をされております。また、さかよりさんの数年来の仕事仲間である和太鼓奏者のエヴァさんにも和太鼓の演奏をお願いし、今回共にゲスト参加されることとなりました。最後に「皆様方と共に楽しい時間を過ごせたらいいなと思い、東京スバルLCのメンバーとなりました。どうぞ皆様ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」とこれからの活動に期待を膨らませ、挨拶を終えられました。
乾杯の挨拶ではキャビネット副幹事・前会長 L広瀬紫乃よりご挨拶があり、2月の再会をみなで祝いました。次いで、L柳川から先日訪問した神奈川県盲導犬訓練センター視察についてお話を頂きました。盲導犬は訓練を受けた内、実際に現場で活躍できるのは3割程度の狭き門であること、盲導犬ユーザーとのお話しから、白杖に比べると盲導犬と一緒に歩くことで安心感を得ることができ、行動範囲は広く、行動の時間は短くできることがメリットに感じておられました。
訓練センターでは、盲導犬をただ育成するだけではなく、ユーザーの方と一緒に暮らすことを想定した「生活に慣れる練習」をすることも訓練センターにおける大事な役目であることも改めて知ることができたようです。「視察に訪問してから、街中の白杖を持つ方に気が止まるようになりました。これからは困っている方を見かけたら積極的に声をかけてサポートをしていきたい。そして東京スバルLCの活動を通じて、盲導犬の普及にも貢献できれば。」とより盲導犬を身近に感じるきっかけとなり、有意義な視察であったことが伺えました。
その後、エヴァ・ケストナーさんから3曲の和太鼓演奏が行われました。身体を揺さぶる力強さ・波紋を描くように拡がり、人を包み込むような滑らかな和太鼓の音の優しさが、まるで和太鼓に人間のような喜怒哀楽の感情が宿っているかのようでした。その場にいたライオンも参加出来る曲もあり、ライオン全員が和太鼓の素晴らしさを感じました。
みくりクリニック訪問レポートでは、本来は1/12にリーガロイヤルホテル東京で行われるコンサートでみくりクリニックの障がい者の子供たちと一緒に演奏をする予定だったが、人が多いところは不安が残ることもあるため、コンサートへの参加は見送り、1/10にみくりクリニックへ子供たちへ会いに伺ったことが報告されました。皆で一生懸命にハンドベル演奏の事前練習を重ね、著しい成長のもと、当日は子供たちも予想以上に演奏を喜んでくれたそうです。(訪問時の松浦Lがベルを持って踊るノリノリの姿が素晴らしく、一番の進歩がみえたとのこと。)日頃、そんなに積極的でない子供たちが積極的に寄って来て楽器を手に、アンジュさんのバイオリンや恵美子さんのピアノの演奏に合わせて楽しむ姿に喜びを感じ、ぜひ皆様に次回はコンサートでもお披露目したいとそう当時の笑顔溢れる様子を語られました。
L斎藤アンジュ玉藻は、皆様のおかげで無事みくりクリニックの子供たちに楽器を届けることができました。楽器を弾いてみるという機会がなかなかなく、初めて楽器に触れ音を奏でた瞬間子供たちの顔が輝きだし、楽器を届けることができて良かったなぁと改めて感じることができましたと述べました。このような機会を続けていくことが知育の発達にも繋がっていくそうです。コロナが落ち着いたらぜひまたコンサートにも呼びたい、と恵美子Lと同じく強く願われました。
東京大学 特任助教の大黒先生とドイツのケルシ先生に今回の訪問をご報告したところ、今後も経過報告がほしいと言われているそうで、東京スバルライオンズクラブと手を組み、音楽療法を前進させるべく、次の研究に繋がる実験データ・カルテをひとつひとつ増やしていけたらと前向きに話されました。
次に、ゲストスピーチでは、喜多村建代様がお話しされました。「いつでも明るくツイてる女」がモットーの喜多村さんは、災害対策事業を行うアスプラウト(株)で商品開発の社団法人の企画広報部長をされています。一番力をいれているのは震災時火災と停電対策だそう。商品自体は単なるツールにしかすぎず、個々人の意識が変わっていかない限り災害対策はできていかないなと強く痛感し、どうやったら災害対策を日常的に意識してもらえるかをわかりやすく伝えるべく、地方へも出向き講演活動に努められています。自分だけは大丈夫と思いがちだが、何が起きてもおかしくないので日頃から万が一何か起きたときのことを意識することを楽しみながら取り入れてもらえたらと災害対策とはをお話頂きました。地震や水害が起きたらぜひ顔を思い出してほしいとアピールされました。
続いて、ゲストスピーチは吉川英明様(鈴木悟志様ご紹介)。損保代理店のルクロ(株)を経営されております。ルクロはスペイン語で利益の意味で、自分も自分に携わる方々にも利益がちゃんともたらされるようでありたいという思いから命名されたそうです。ルクロ(株)では、弁護士をお願いした際に必ずかかる着手金と成功報酬を保険で賄うことができる弁護士使用支援というサービスを利用することができ、このサービスによって気軽に弁護士を利用することができるようになります。また、損害保険の中で取引信用保険というサービスも強く推しており、こちらは売掛家金が入ってこない期間も300万円までは無審査で必ず保険で賄える(潰れないための保険)というところを中小企業様、個人経営者様も含めて営業しているとのこと。備えがあれば心強いということで、そういった点でお役立ちできればとお話されました。
続いて、ベンジャミン・リー様がスピーチ。 「今日はここへお招きいただき、またみなさんとお会いでき嬉しく思っています」と素敵なご挨拶から始まり、さかよりのりこさんと一緒に仕事をしてまもなく30年になること、そしてこれまでの仕事の話についてお話下さいました。一昨年の写真展のポスターや、これまで撮影された作品の紹介をして頂きました。(シュールレアリズムのマドリッドから影響をされた写真や、ピカソのキュビズム式フランスの国土を表した絵の写真など。)また、隈研吾先生のポートレート撮影の裏側や、2011年から撮影している草間彌生先生のアート作品のポートレートなども合わせてご紹介を頂きました。
更にL園田悠子(坂西Lご紹介で去年12月入会)がスピーチ。資産相続倍増計画や令和5年度税制改正用法などの発表により、最近は相続の相談が増えたそうです。M&Aで会社を売った売却益をどう利用したらよいか、経営者が持つ自社株が過半数を占めているがどう運用・管理したらよいか、どのように相続したらよいか、など相談は多岐に渡り、園田さん自身はどうしたら手元により多くのキャッシュが残せるかを様々な相続の方法を踏まえた上でトータル的に考えるお仕事をなさっています。また、金融リテラシーに関する講演なども行っているとのことです。
最後にL横山慎吾(半年前入会)がスピーチ。不動産会社をおり、フィリピンの不動産を取り扱っている。働き始めたころはフィリピンはコロナの影響もあり医療ひっ迫などのひどい状況だったが、現在は目覚ましいV字回復をし、わくわく仕事をできているそうです。再来月にはまたフィリピンのマニラに出向き、現地の駐在員と仕事を進めていくとのこと。海外の不動産のご相談があればぜひ自分を思い出してほしいとアピールされました。
また会う日までを全員で斉唱し、閉会の挨拶とL林潤会長のゴングで2月例会も盛会裏に終えました。